逃すもんか
暫くすると、田村先輩からオンライン通話できるかメールが入った。
そしてオレはオンラインで田村先輩へ連絡した。
「大崎くん!チャンスがきたぞ!
今、片桐先生へも電話したらさ〜やっぱり先生にいい職人いたら教えて欲しいってこっちの上司から連絡きたって!
大崎くんの仕事ぶりを見る約束を手術で延期してたけど、すぐにでも課題のバックを作るのを見たいっておっしゃってくれたぞ!
ヤッタな! 先生のOK出たら即採用だぞ。」
「え、なんか信じられないっていうか…」
「ハハ。先生には大崎くんから連絡させますっていっておいたから、先生と日程あわせて思いっきりやってみろよ。な! 良かったな。
冷静に今まで教え込まれた技術で、心を込めて作るんだぞ。」
「はい! ありがとうございます。田村先輩」
「うん。じゃあ先生に電話しろ。な。」
「はい。ありがとうございました!」
「じゃあな。」ピッ