逃すもんか
毎日片桐先生と息子さんの工房へ通っている。
それも5日目の今日で終わりそうだ。
昨日の時点でほとんど終わっている。
今日は最後の仕上げをして終わる。
仕事始めに息子さんと先生と3人でコーヒーを飲みながら
「大崎くん。今日で最後だね。」
「はい。本当にありがとうございました。」
課題のバッグを見た息子さん。
「おめでとう大崎くん。」
「え? まだ先生からは…」
「親父も辛い役目だなぁ」
「ああ、本当にイヤな役目だよ。
大崎くん。
これから綺麗に仕上げ作業があるけど、息子が言うように合格だ!おめでとう。」
「え!本当ですか?」
「うん。フランスのリュカに直接課題を持って行くくらいのガッツと確実な実力と丁寧に心を込める仕事ぶりなら、どこでも通用する職人だと私は思う。」
「ありがとうございます! 本当にありがとうございます。」
片桐先生も息子さんもニコニコしてオレと課題のバッグを見ていた。
「じゃあ、大崎くんは明日からフランスへ行くの?」
「いいえ、今日中に向かいます!
では最後の仕上げ作業に入ります!」
息子さんも先生も声を出して笑っていた。
それも5日目の今日で終わりそうだ。
昨日の時点でほとんど終わっている。
今日は最後の仕上げをして終わる。
仕事始めに息子さんと先生と3人でコーヒーを飲みながら
「大崎くん。今日で最後だね。」
「はい。本当にありがとうございました。」
課題のバッグを見た息子さん。
「おめでとう大崎くん。」
「え? まだ先生からは…」
「親父も辛い役目だなぁ」
「ああ、本当にイヤな役目だよ。
大崎くん。
これから綺麗に仕上げ作業があるけど、息子が言うように合格だ!おめでとう。」
「え!本当ですか?」
「うん。フランスのリュカに直接課題を持って行くくらいのガッツと確実な実力と丁寧に心を込める仕事ぶりなら、どこでも通用する職人だと私は思う。」
「ありがとうございます! 本当にありがとうございます。」
片桐先生も息子さんもニコニコしてオレと課題のバッグを見ていた。
「じゃあ、大崎くんは明日からフランスへ行くの?」
「いいえ、今日中に向かいます!
では最後の仕上げ作業に入ります!」
息子さんも先生も声を出して笑っていた。