逃すもんか

「ただいま〜。アレ?ゆかりちゃん!」

「あ、平岡さん。お邪魔してます。
平岡さんも帰ってきたし、私帰ります!」

「ゆかりちゃん。折角だから久しぶりに夕飯食べてってよ〜。高知のお土産もたくさん買ってきたし〜ねぇ美桜ちゃん!」

「うん。帰っても1人でしょう?夕飯食べてって、ゆかりちゃん」

「……ハイ。じゃあお言葉に甘えて〜
ありがとうございます」

「お土産はコレ!鰹のタタキは解凍しなきゃダメかなぁ?、お菓子も大人気ってかいてたから〜
いっぱい買ってきたよ〜」

鰹のタタキは5本もある…
お菓子は6種類も…

ゆかりは宇宙人平岡を久しぶりに見た気がして、大笑いした。
「平岡さん、買いすぎ〜ハハ」

「え〜このくらい食べなきゃ高知県を味わった気分にならないでしょう?ゆかりちゃん。」

笑ったら少し気持ちが楽になったゆかり。

お土産を美桜さんとひとつずつ見ていった。

鰹のタタキは2本解凍する事にした。

「帰りにゆかりちゃんも1本持って帰ってね。
お菓子も全種類少しずつ持ってて〜」

「嬉しい。ありがとうございます」

「じゃあゆかりちゃん、ちょっと早いけど私の夕飯のお手伝いしてくれる?」

「はい。」と2人はキッチンへ行った。
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