逃すもんか

中島父と柊一


なんだかんだで、平岡さんは寄せ鍋のあと、さっさと1人でシャワーを浴び寝室へ。

「ねぇ、美桜さん。平岡さんいつも以上に宇宙人になってたけど大丈夫かなぁ」

「もう、ゆかりちゃんのお父さんに聞きたい事を考えて寝たと思うわよ。
でも、ゆかりちゃんの実家がお米を作っていたなんてビックリしたわ。」

「田舎だと当たり前っていうか…
専門学校の時、ゴールデンウィークにクラスの友達に遊ぼうって言われて…
田んぼの手伝いで帰省するって言ったら、バカにされてから誰にも言わないようにしてました。」

「ひどい友達だったのね」

「今は付き合いが無いってことはうわべだけの友達だったと思います。」
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