逃すもんか
田村の場合
田村先輩と公民館のフランス語教室へ通っているオレ。
同じ時間から始まるが、オレは去年から中級コース。
田村先輩は上級コース。
そんなオレに、日本語ベラベラなフランス人の先生が
「大崎さん、頑張ってますね〜。
この調子で頑張れば、上級コースにしても大丈夫ですよ。」
「本当ですか! ありがとうございます。」
「来月から来年度の申し込みがあるので、上級コースに申し込むと良いですよ。」
「ハイ!そうします。ありがとうございます。」
「じゃあ気をつけてね。また来週。」
「ハイ。失礼します。」
いつも公民館の玄関で田村先輩と落ち合い、コーヒーショップへ行って、少しだけその日に習ったところの復習に付き合ってもらう。
田村さんの奥さんの京香〈きょうか〉さんとも仲良くなったが、今は子育てもあるので教室へは通っていない。
京香さんは、地元の銀行にお勤めしていて一昨年赤ちゃんを産んで、また春から職場復帰するらしい。
田村先輩も幸せそうだ。
同じ時間から始まるが、オレは去年から中級コース。
田村先輩は上級コース。
そんなオレに、日本語ベラベラなフランス人の先生が
「大崎さん、頑張ってますね〜。
この調子で頑張れば、上級コースにしても大丈夫ですよ。」
「本当ですか! ありがとうございます。」
「来月から来年度の申し込みがあるので、上級コースに申し込むと良いですよ。」
「ハイ!そうします。ありがとうございます。」
「じゃあ気をつけてね。また来週。」
「ハイ。失礼します。」
いつも公民館の玄関で田村先輩と落ち合い、コーヒーショップへ行って、少しだけその日に習ったところの復習に付き合ってもらう。
田村さんの奥さんの京香〈きょうか〉さんとも仲良くなったが、今は子育てもあるので教室へは通っていない。
京香さんは、地元の銀行にお勤めしていて一昨年赤ちゃんを産んで、また春から職場復帰するらしい。
田村先輩も幸せそうだ。