逃すもんか
肉が中まで火が通った事を確認してから、食べ始めたオレ達。

「おいひぃ〜!熱っ。」とニコニコで食べている中島さん。

「本当にいい具合に焼けてて美味しい!」と北野さん。

「さすがバーベキュー奉行だな平岡さん!」

「バーベキュー奉行って初めて聞いたわ〜
史弥って面白いな〜」

「いや、宇宙人の平岡さんには負けますよ。」

「だから〜!俺は人間だし! 人間。」

「ハイハイ。今日はバーベキュー星人だな」

ハハハハと北野さんも中島さんも笑ってる。

「平岡さん、大崎さんの『宇宙人』は平岡さんの事を褒めているんですよ〜」

「え?『宇宙人』が褒め言葉なの?
そうなの?史弥〜」

「ハイそうですよ。」

「そうかぁ、お前って俺のこと好きなのか?
小学生の男の子が好き子に意地悪するみたいな〜?」

「それは絶対にありません。ラブでは決してありませんから!」

「そんなことでムキになるなよぅ〜ハハ」

「マジで宇宙人だわ〜。よくわかんねぇ〜人だな平岡さんは〜ハハ」

北野さんも中島さんも楽しそうに笑ってた。
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