逃すもんか
庭には手慣れたパパ軍団と誠二さん。

もう、火を起こしていた。
「大崎くん、キッチンから先に焼く肉をもらって来てもらえる?」

「はい。」キッチンのママさんに言うと、
「はい、これからお願いします!」とずっしり大量のお肉から渡された。
味付けされた、スペアリブだった。

それをトングを持って待っているパパさんへ

「みんな、いつものようにスペアリブからいくぞ!」

「「オ〜!!」」とちょっと酔ってる白石パパと本郷パパ。

誠二さんは薪を玄関から持って来た。
「父ちゃん、はい薪。」

「サンキュー。誠二1つ大きいの入れてくれ」

「は〜い」と、ヒョイッとで薪を入れた。

パパさん達は交代しながらスペアリブの焼き加減を見ている。

キッチンの作業が終わって、女性たちが庭へ串を大量に持ってきた。
「串刺し終わったよ〜」

「柊一、誠二。」

「「は〜い」」と返事をして串を網焼きへ

家族全員がバーベキュー奉行だ!
本当にバーベキューに慣れているなぁ〜とオレは感心した。
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