逃すもんか
史弥
オレは今日のフランス語教室で知り合った人から、いいテキストを教えてもらったので、それを買う。
この駅だと大きな書店があるので丁度良かった。
「中島さん、強引に駅で降りる事になってゴメンね。
なんとなく〜平岡さんと北野さんの2人にしてあげたくてさ。」
「この私でもわかりましたよ〜大崎さんの作戦。」
「平岡さん大丈夫かなぁ。」
「何がですか?」
「内緒だよ!絶対誰にも言わないでね。」
「はい。」
「平岡さんは、北野さんのこと真剣に考えてるから、イッキにプロポーズするかもしれない。」
「え!今日ですか?」
「平岡さんは宇宙人だから…」
「ああ〜……そうだった。
ん?プロポーズって事は結婚!ですよね。
北野さんを幸せにして欲しいから、
平岡さん頑張れ!」
「ああ、北野さんは平岡家にも馴染んでたしな」
「はい。今日もお母さんから『柊一を宜しくお願いします』って言われました。
本当にいいご家族ですよね。」
「ああ。お父さんもお母さんも弟さんも、
みんな優しい人だったね」
「ハイ…」
「あ、オレ本屋に行くけどその後、コーヒーでも飲んでから帰らない?」
「そうですね。」
この駅だと大きな書店があるので丁度良かった。
「中島さん、強引に駅で降りる事になってゴメンね。
なんとなく〜平岡さんと北野さんの2人にしてあげたくてさ。」
「この私でもわかりましたよ〜大崎さんの作戦。」
「平岡さん大丈夫かなぁ。」
「何がですか?」
「内緒だよ!絶対誰にも言わないでね。」
「はい。」
「平岡さんは、北野さんのこと真剣に考えてるから、イッキにプロポーズするかもしれない。」
「え!今日ですか?」
「平岡さんは宇宙人だから…」
「ああ〜……そうだった。
ん?プロポーズって事は結婚!ですよね。
北野さんを幸せにして欲しいから、
平岡さん頑張れ!」
「ああ、北野さんは平岡家にも馴染んでたしな」
「はい。今日もお母さんから『柊一を宜しくお願いします』って言われました。
本当にいいご家族ですよね。」
「ああ。お父さんもお母さんも弟さんも、
みんな優しい人だったね」
「ハイ…」
「あ、オレ本屋に行くけどその後、コーヒーでも飲んでから帰らない?」
「そうですね。」