逃すもんか
「あの、私またやらかしました？」

「いいや、可愛いなって思っただけ〜」

「へ？　可愛い？」

「ククク。うん。中島さんはオレの笑いのツボだからさ〜」

「え〜そんなこと言われたの初めてですよ？」

「中島さんはそのままが良いからね。
いつものようにさ。」

「はい……」ゆかりは大崎さんの言ってる意味がよくわからず、
平岡さんだけではなく大崎さんも宇宙人？と思ってしまった。

パフェがメインの喫茶店へ入る。

席に案内されて、メニューを見る2人。

「オレもパフェ食べようかなぁ〜」

「大崎さんは甘いもの大丈夫なんですか？
普通、男性は甘いもの好きじゃない人多いから…」

「オレは何でも好きだよ。ケーキとかも好きだし、
必ず買うとかは無いけど…、
今日みたいにこんなパフェの種類が多いと、食べたくなるかな」

「ああ〜本当にたくさん種類があって迷いますね」

「オレはフルーツがいろいろのってるのがいいなあ〜」

「私は……このプリンも入ってるのにします！」

「じゃあ、あとはコーヒー？紅茶？」

「紅茶で。」
店員さんに注文して運ばれてきたパフェ。

一口食べたゆかり
「う〜ん、平岡さんちでも大崎さん差し入れケーキも食べたけど、このパフェも美味しいです。」

ニコニコの史弥。
「これも美味しいよ。パフェなんて高校生以来かも〜」
< 97 / 268 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop