愛はないけれど、エリート外交官に今夜抱かれます~御曹司の激情に溶かされる愛育婚~

体中に振るキスの雨。碧唯の唇と指先に乱され、寝室が淫猥な空気で満ち満ちてくる。

何度も好きと言い合い、キスを交わし合う。

いよいよ彼と繋がったその瞬間を、南はきっと一生忘れない。
初夜よりも濃密で、官能に強く色塗られ、心ごとさらうような瞬間を。


「南、愛してる」


耳から脳神経まで侵しそうな彼の甘い声は媚薬だ。

南の〝私も愛してる〟という言葉は、彼の熱烈なキスに飲み込まれていった。
< 236 / 267 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop