学校1人気の先輩は私だけを溺愛する。〜番外編〜
あ……。

またさっきの女の子……上原さんがかけつけて来た。

「愛奈ちゃんの様子が変でさ……」

「え〜?いつも通りだと思うけど〜?……ねえ?愛奈ちゃん?」

上原さんが私をじっ……とみる。

「う、うん!大丈夫だよ!」

「ほら〜!太陽くんは心配しすぎなんだって〜!」

「そ、そうかな……?大丈夫ならいいけど……」

心配してくれる太陽くんは優しいと思う。

だからこそ、そんな太陽くんに嘘をついてしまうことに罪悪感が湧く。





ーゴンッ

「あんたさ〜演技力って言うものがないの?」

上原さんにいつもの場所に連れてこられて、殴られる。

「痛っ……」

「痛い?……あははっ……!知らないわよ、そんなの!」
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