なぜか推しが追ってくる。
▽
熱に浮かされたようにぼんやりしたままレストランでご飯を食べ、服屋を巡り、可愛らしい雑貨屋を見て回った。
歩き回って疲れてきた頃、二人で通路脇の適当な椅子に座った。
すると恭くんは近くの自動販売機でミルクティーとオレンジジュースを買ってきて、どちらが飲みたいか聞いくる。
わたしはミルクティーがいいと言って受け取り、甘ったるい中身を一口飲む。
…………そして文字通り頭を抱えた。
「何が起きてるの!?」
誘われるがままにあちこち歩き回ってしまったけど!
おかしい。予定では、映画を見て解散のはずだった。
それがですよ?
レストランでご飯シェアしてみたり??
服屋で「わあ、こういう服もよく似合うね!」と盛り上がってみたり???
雑貨屋でお揃いの置物買ってみたり????
「まっじでデートみたいなことしちゃってるじゃん……」
「ふふ、確かにデートみたいだったね」
「……うそヤバい声に出てた」
疲れているせいか、頭で思っただけのことと言葉に出したこととが曖昧になってしまっている。
このままでは色々余計なこと口走ってしまいそうだな。気を付けねば。
熱に浮かされたようにぼんやりしたままレストランでご飯を食べ、服屋を巡り、可愛らしい雑貨屋を見て回った。
歩き回って疲れてきた頃、二人で通路脇の適当な椅子に座った。
すると恭くんは近くの自動販売機でミルクティーとオレンジジュースを買ってきて、どちらが飲みたいか聞いくる。
わたしはミルクティーがいいと言って受け取り、甘ったるい中身を一口飲む。
…………そして文字通り頭を抱えた。
「何が起きてるの!?」
誘われるがままにあちこち歩き回ってしまったけど!
おかしい。予定では、映画を見て解散のはずだった。
それがですよ?
レストランでご飯シェアしてみたり??
服屋で「わあ、こういう服もよく似合うね!」と盛り上がってみたり???
雑貨屋でお揃いの置物買ってみたり????
「まっじでデートみたいなことしちゃってるじゃん……」
「ふふ、確かにデートみたいだったね」
「……うそヤバい声に出てた」
疲れているせいか、頭で思っただけのことと言葉に出したこととが曖昧になってしまっている。
このままでは色々余計なこと口走ってしまいそうだな。気を付けねば。