君の事ちゃんと見つけるから

相部屋の彼は学園長の話を終始、

は?なにそれ。

とでも言いたげな顔で聞いていた。

「さぁ 若者達よ!大いに青春してくれ!」

そして学園長の話が終わると彼は
私をまじまじと見つめる。

「で。俺のパートナーは君って事か。」

と、眉と眉の間に
幾つかの皺を寄せてそう言った。
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