君の事ちゃんと見つけるから
「はぁーー……」

自分の部屋に篭って
壁にかかったカレンダーを眺める。

ここへ来て今日で1ヶ月……

早いような。

遅いような。

そんな事をベッドに
横になりながら考えていると

「今日はしないの?笑顔の練習」

そんな声が聞こえてベッドから飛び起きた。

「ひっ……光くん……っ!?」

そこにはドアを少し開けて
こちらを覗き込んでいる光くんがいた。
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