あの日見た夢の続きを
「藤宮、いいよねー。
上手くいってないんでしょ?あんたら」

うわ……ちょー性格悪。

関わった事ねぇけど、
気が強そ、ってイメージだけは持っていた。

「ねぇー夢原さん。
ちょっと無視は酷くない?なんか答えてよー」

あいつは下を向いて
ただ黙り込んでいる様子だ。

「……」

しばらくすると
吐き捨てるように「あっそ。」と
呟いた如月は

あいつのポケットに手を伸ばした。
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