【コミカライズ企画進行中】透明令嬢の報復〜絶望の炎と甘い闇〜

「シャルロッテは……？」

「シャルロッテ様は魔力検査で炎、風、土の三属性を所持していることが判明しました。そして膨大な力を示されました」

「は…………？」

「今はデイヴィッド殿下の証言により、調べがつくまで城でお預かりしております」


最初、何を話しているのか全く理解出来なかった。
シャルロッテが魔法を使ったという事実を信じる事が出来なかったのだ。
呆然としていると、騎士と使者達は屋敷の中へと入ろうとする。
しかしスーザンが声を張り上げた。


「嘘でしょう！？あの子はッ、あの子に魔力なんてある訳ないじゃないッ！！」

「…………」

「あの子は生まれてからずっと魔力がなかったのッ！わたし達は間違えてないわ！」

「会場にいた全ての者達がシャルロッテ様が魔法を使うのを見ているのです。それとハリエット様とイーヴィー様に邪険にされて暴言を吐かれていたところも」

「な、なんですって！？」