【コミカライズ企画進行中】透明令嬢の報復〜絶望の炎と甘い闇〜
「証人ならば、いくらでもおりますよ。それに何人かの令嬢や令息達が、これと同じ紙を持っていると名乗り出て下さいました」
「───ッ!?」
「シャルロッテ様が風魔法を使い、助けを求めたのではないですか?」
「そ、そんなはずは……!ずっと魔力なんて」
「でなければ複数の令嬢、令息達やデイヴィッド殿下のところにこの紙を届けることなど出来ませんよ。そうでしょう?」
「これ以上、我々の調査を妨げるようならば……反逆罪として逮捕致します」
「!!」
「これは国で定められた決まりです。異論はありますかな?」
「くっ……」
それには何も言うことが出来なかった。
ここで使者達を無理矢理返してしまえば、ディストン侯爵家の名誉の為に傷が付いてしまうことは明白だった。
「では、調査を続けさせて頂きます」
「ちょっと待ってよッ!ハリエットとイーヴィーは!?今どこにいるの!?」
「城で別の者が話を聞いています」
「……!?」
「ディストン侯爵、夫人……言い逃れは出来ませんよ?」
その言葉にゾクリと鳥肌が立った。
何かが崩れ始めた……そう思った。
(ディストン侯爵side end)
「───ッ!?」
「シャルロッテ様が風魔法を使い、助けを求めたのではないですか?」
「そ、そんなはずは……!ずっと魔力なんて」
「でなければ複数の令嬢、令息達やデイヴィッド殿下のところにこの紙を届けることなど出来ませんよ。そうでしょう?」
「これ以上、我々の調査を妨げるようならば……反逆罪として逮捕致します」
「!!」
「これは国で定められた決まりです。異論はありますかな?」
「くっ……」
それには何も言うことが出来なかった。
ここで使者達を無理矢理返してしまえば、ディストン侯爵家の名誉の為に傷が付いてしまうことは明白だった。
「では、調査を続けさせて頂きます」
「ちょっと待ってよッ!ハリエットとイーヴィーは!?今どこにいるの!?」
「城で別の者が話を聞いています」
「……!?」
「ディストン侯爵、夫人……言い逃れは出来ませんよ?」
その言葉にゾクリと鳥肌が立った。
何かが崩れ始めた……そう思った。
(ディストン侯爵side end)