酩酊メロウ
「琥珀、行ってくる」
「さっきもキスしたでしょ?」
「3日も会えないなんて耐えられねえからもう一回」
単なる噂と思っていたけど、ご本人が玄関の前で堂々とイチャイチャしているものだから、さすがに信じるしかない。
荒瀬絆という男は琥珀に首ったけで、私が知る限りいつでもどこでも彼女に甘えている。
背は高くて体は引き締まってるけど、顔は中性的だから琥珀といる時はかわいさが倍増している。
今日はキスをせがんだけど断られ、唇をとがらせていた。
何この生物、かわいい。
じっと観察していると、その綺麗な顔がこっちを向いた。
「ご、ごめんなさい、タイミング悪かったですね!」
「いや、俺は人に見られても平気だから大丈夫」
覗き見して怒られると思ったけど、荒瀬絆はあまり私に関心がないみたいだ。
琥珀に危害が加わることがなければ他人なんてどうでもいいらしい。
そんな彼は唯一の興味である琥珀と最後の口づけをしようと顔を近づけたけど、唇を手で押さえられていた。
「さっきもキスしたでしょ?」
「3日も会えないなんて耐えられねえからもう一回」
単なる噂と思っていたけど、ご本人が玄関の前で堂々とイチャイチャしているものだから、さすがに信じるしかない。
荒瀬絆という男は琥珀に首ったけで、私が知る限りいつでもどこでも彼女に甘えている。
背は高くて体は引き締まってるけど、顔は中性的だから琥珀といる時はかわいさが倍増している。
今日はキスをせがんだけど断られ、唇をとがらせていた。
何この生物、かわいい。
じっと観察していると、その綺麗な顔がこっちを向いた。
「ご、ごめんなさい、タイミング悪かったですね!」
「いや、俺は人に見られても平気だから大丈夫」
覗き見して怒られると思ったけど、荒瀬絆はあまり私に関心がないみたいだ。
琥珀に危害が加わることがなければ他人なんてどうでもいいらしい。
そんな彼は唯一の興味である琥珀と最後の口づけをしようと顔を近づけたけど、唇を手で押さえられていた。