酩酊メロウ
憂雅さんが帰ってきたのは、日付が変わる直前。


「あー、疲れた。俺の癒しどこ」


フラフラとした足取りで私を探す憂雅さんは、ソファでくつろいでいた私を見つけると、顔から私の太ももの上にダイブしてうつぶせに寝転んだ。


「ただいま澪、このもちもち感最高」

「お、おかえりなさい……」


そして薄い寝巻きの上から一心不乱に太ももを触っている。
今日は酔ってるというよりは、疲れがたまってるみたい。

しばらく呆然と触っていた憂雅さんだけど、手つきがだんだんいやらしくなってきた。


「……今日も、抱くつもりですか?」

「うん、だめ?」

「先にお風呂入りません?さっきシャワー浴びた時、一応お湯張っておきましたけど」

「澪も一緒に入るならそうする」

「……いいですよ」


もはや抱かれることに抵抗はなくなってしまって、了承すると憂雅さんは立ち上がる。
そしてご機嫌で私の手を引いてバスルームに向かった。
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