酩酊メロウ
明るいところで全裸でいることには少し抵抗がある。私は琥珀みたいに抜群のプロポーションではないから、あんまり見られたくない。


「見ないでください、頭洗うから早く座って」

「なんで?」

「中肉中背でスタイル悪いから」

「は?白くてむちむちして触り心地抜群なのに?」

「ほら、憂雅さんだって、むちむちしてるって認めてるじゃないですか」

「それは見た目じゃなくて質感の話。澪は全然太ってないからそれ以上痩せたら俺怒る」


でも憂雅さんは私の体をいつも褒め称える。
その時の目が怖いから、それは嘘ではないって分かる。


「なんで女って痩せたがるんだよ。俺は痩せた子より健康的な肉付きいい子がタイプなんだって」

「あの、分かったからから早くお風呂入りましょう」


全力で褒められて恥ずかしくなってきた。
先に浴室に入ると憂雅さんもついてきたから、バスチェアに座らせて頭から洗う。

それにしても、いつ見ても惚れ惚れするほどほどいい身体。
逆三角形の肉体美に背中の天使もよく映える。
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