酩酊メロウ
「澪、一緒にお風呂浸かろう」


優しい誘いに見せかけた命令。熱を帯びた目に逆らえなくて、その場に留まることを決めた。


「こっちおいで」


湯船に向かい合って入浴すると、憂雅さんは腕を広げて近くに来いと命令する。
またがって正面に来ると、谷間に顔を埋めて強く抱きしめてきた。

息が当たってくすぐったい。こんな大きな身体なのに赤ちゃんみたいと笑った。
その時、おしりに固いものが当たって大きく身をよじった。

憂雅さんの、大きくなってる……。
驚いて硬直したら、わざと擦りつけるようにゆっくり腰を動かす。


「だめです……ぁ」

「口塞がなくていいって。かわいい声なのに」


股の間に触れる硬いものに注目していたら、がら空きの胸に触れられ上擦った声が出た。
口を塞ぐと欲情を誘ってしまったようで、憂雅さんはとろんとした目で私を見つめる。
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