酩酊メロウ
「おかえりー」
憂雅さんの家に帰ると、なぜか星奈ちゃんがリビングにいた。
流星くんと一緒にいないの珍しいと思ったら、兄弟喧嘩をして逃げてきたらしい。
「仲直りできそう?」
「たぶん大丈夫だけど、イライラするから別のこと考えることにする。見て、これ去年サンタさんにもらったの」
「人魚姫の絵本?」
「うん、去年はサンタさんに『おとぎ話の絵本をいっぱいください』っておねがいしたの。
そしたらアンデルセンとイソップの絵本たくさんくれたんだ」
「へえ、そうなんだ」
「だから今年はね、グリムどうわの絵本をくださいっておねがいするの。今日はそのお手紙かきに来た」
家からレターセットと、お気に入りだという人魚姫の絵本を持ってやって来た星奈ちゃん。
「読んでいいよ」と言われたので絵本を手に取って久々に読んでみた。
憂雅さんの家に帰ると、なぜか星奈ちゃんがリビングにいた。
流星くんと一緒にいないの珍しいと思ったら、兄弟喧嘩をして逃げてきたらしい。
「仲直りできそう?」
「たぶん大丈夫だけど、イライラするから別のこと考えることにする。見て、これ去年サンタさんにもらったの」
「人魚姫の絵本?」
「うん、去年はサンタさんに『おとぎ話の絵本をいっぱいください』っておねがいしたの。
そしたらアンデルセンとイソップの絵本たくさんくれたんだ」
「へえ、そうなんだ」
「だから今年はね、グリムどうわの絵本をくださいっておねがいするの。今日はそのお手紙かきに来た」
家からレターセットと、お気に入りだという人魚姫の絵本を持ってやって来た星奈ちゃん。
「読んでいいよ」と言われたので絵本を手に取って久々に読んでみた。