【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~
「RYOさん!」
ドアのそばにRYOさんが立っていた。
「アヤちゃん、かわいい」
やさしく笑いかけられたけど、私はちっとも笑えない。
だって、ずっと黙って見ていたってことでしょ?
耳までかあっと熱くなる。
「ごめんね。あんまり一生懸命だったから声かけられなくて」
私が動揺していることに気づくと、RYOさんはすまなそうな顔をしてみせた。
そして
「それじゃあ僕の番ね」
と言って私の後ろ側にまわった。
「この口紅気にいった?」
おずおずとうなずく私。
桜色…かわいらしくて大好きな色。
「でしょ。アヤちゃんのイメージって思って取り寄せたんだよ」
「え?」
まさかそんなこと言われるなんて思ってもいなかったので、なんて答えたらいいかわからない。
「何にも汚されていない君だから、この色って思ったんだ」
ドアのそばにRYOさんが立っていた。
「アヤちゃん、かわいい」
やさしく笑いかけられたけど、私はちっとも笑えない。
だって、ずっと黙って見ていたってことでしょ?
耳までかあっと熱くなる。
「ごめんね。あんまり一生懸命だったから声かけられなくて」
私が動揺していることに気づくと、RYOさんはすまなそうな顔をしてみせた。
そして
「それじゃあ僕の番ね」
と言って私の後ろ側にまわった。
「この口紅気にいった?」
おずおずとうなずく私。
桜色…かわいらしくて大好きな色。
「でしょ。アヤちゃんのイメージって思って取り寄せたんだよ」
「え?」
まさかそんなこと言われるなんて思ってもいなかったので、なんて答えたらいいかわからない。
「何にも汚されていない君だから、この色って思ったんだ」