【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~
私はRYOさんの部屋の前にいた。

昼間だったらRYOさんはいないはず。

その隙にめがねをとりに行こう。



鍵は持っていたけど、昨日あんなこともあったし後ろめたかった。

それでもそっとドアを開け、中に入る。

よかった。

靴がない。

RYOさんと顔をあわせないですむ。



私は正面のドアを開け、リビングに入った。

ソファーの前のテーブルに私のめがねが置かれている。

そしてめがねの下には封筒が置かれていた。



『アヤちゃんへ』と書かれている。

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