【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~
『アヤちゃん、めがね忘れていくなんておっちょこちょいだね。

昨日追いかけたんけど、君の速さに追いつけなかったよ。



それから昨日は怖い思いをさせてしまった、本当にごめん。



君は知らないだろうけど、僕は君のことをずっと見ていた。

自分の美しさに気づいていないダイヤの原石だって。

その原石を磨いてみたいって思ったから。

だから強引に君に近づいた。



はじめはメイクアップアーティストとして自分の腕を試したかった。


でもいつの間にか僕の中の君の存在が大きくなっていて…。



だから、君さえ嫌じゃなかったらバイトやめないでくれないかな。

その代わり約束する。

君に触れたりしない。』



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