【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~
「沢木さん、嫉妬したんだね」
「嫉妬?」
「そう。君はきっとその彼に恋してるんだ。だからその彼が他の女の人とキスしてるのが耐えられない」
恋…か。
でも、恋と表現するにはあまりにも生々しく毒々しい。
だって私の中にあるのは、そんなきれいな感情じゃない。
もっと動物的でどろどろしていて…。
だってそうだよ。
私はRYOさんの手が他の女の人の体に触れていると考えただけでおかしくなってしまいそうなんだもの。
こんなふうに麻生君と二人きりでいるのに、あのシーンを思い出すだけで体が熱くなってしまう。
「嫉妬?」
「そう。君はきっとその彼に恋してるんだ。だからその彼が他の女の人とキスしてるのが耐えられない」
恋…か。
でも、恋と表現するにはあまりにも生々しく毒々しい。
だって私の中にあるのは、そんなきれいな感情じゃない。
もっと動物的でどろどろしていて…。
だってそうだよ。
私はRYOさんの手が他の女の人の体に触れていると考えただけでおかしくなってしまいそうなんだもの。
こんなふうに麻生君と二人きりでいるのに、あのシーンを思い出すだけで体が熱くなってしまう。