【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~
「でも、ほら。せめてコンタクトレンズ代分くらいは働かせて。そうじゃないと、申し訳ないから」


RYOさんのことが好きなの…。


そう言えたらいいのに。


でも、そんなこと言ったらきっと私たちは永遠にさよならだ。


そんな気がする。




bbbbbb――。


「あ、ごめん。僕の携帯だ」


RYOさんはポケットから携帯を取り出しながら、キッチンへと姿を消した。



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