【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~
「RYOさんが麻生君をそこまでして守らなくちゃならない理由はないはず。RYOさんが時効を気にしてる理由は、犯人が麻生くん以外の人だから。それも絶対に守らなくちゃいけない人だから」
「それじゃあ、聞くけど。アヤちゃんは誰が犯人だと思うの?」
「RYOさん、もしくはRYOさんの大切な人。違いますか?」
「くっ、くっ…」とRYOさんはかみ殺すかのように笑っていた。
私の推理がまったく的外れなのか。
それとも…。
「ねえ、アヤちゃん。君はすっかり変わってしまったね。僕のことをあんなに信じきっていた君はいったいどこに行ってしまったの? これじゃ、予定が狂っちゃうよ」
背筋が凍りついていた。
「まさか…私が、RYOさんと知り合ったのは偶然ではない…の? すべてが最初から仕組まれていたってこと?」
「そうだよ、そのとおり。やっぱりアヤちゃんは賢いよ。察しがいい」
仕掛けられた罠にはまっていたのは、私だった。
「それじゃあ、聞くけど。アヤちゃんは誰が犯人だと思うの?」
「RYOさん、もしくはRYOさんの大切な人。違いますか?」
「くっ、くっ…」とRYOさんはかみ殺すかのように笑っていた。
私の推理がまったく的外れなのか。
それとも…。
「ねえ、アヤちゃん。君はすっかり変わってしまったね。僕のことをあんなに信じきっていた君はいったいどこに行ってしまったの? これじゃ、予定が狂っちゃうよ」
背筋が凍りついていた。
「まさか…私が、RYOさんと知り合ったのは偶然ではない…の? すべてが最初から仕組まれていたってこと?」
「そうだよ、そのとおり。やっぱりアヤちゃんは賢いよ。察しがいい」
仕掛けられた罠にはまっていたのは、私だった。