【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~
「ちょっとアヤ、興奮しすぎ」

ランは屈託なく、てへへと笑う。

「だってさ、大人の彼だったら安心してできるとかって思わない?」

「安心してできるって??」

「同じくらいの子だったらお互い経験が浅いわけだし、すごく無様なエッチになりそうな気がするじゃん」

「はあ」

「その点、大人な彼だったら、きっとスマートにエスコートしてくれて忘れられない初めての日にしてくれる気がする」


なんじゃ、そりゃ?

っていうか、ランもまだ処女だったんだ。

ちょっとほっとしてみたりして…。


「アヤはさあ、考えたことないの?」

どきっ。

「な、何を?」

やばい、動揺してる。

「初めてのエッチはどんなのがいいかって」



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