【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~
ありえない現実
信じられないことが起こっていた。
私は図書館をあとにし、駐車場に停めてあった男の車に乗せられる。
「聞き分けいいね、おりこうさん」
右側のシートに座らされ、シートベルトをつけられた。
「ゆ、誘拐でもするつもりなんですか」
「人聞きの悪いこと言わないでよ。君だって逃げ出そうと思えば逃げ出すことだってできたでしょ」
「え…だって…」
図書館のソファーでめがねをとられてしまったあと…。
男はこう言った。
「君をきれいにしてあげるから、僕と一緒においでよ」
「ど、どういうこと?」
「言うこと聞かないとめがね返してあげないよ。それに…」
「それに?」
「人の部屋を覗き見してたって学校や保護者に言っちゃおうかな」
私は図書館をあとにし、駐車場に停めてあった男の車に乗せられる。
「聞き分けいいね、おりこうさん」
右側のシートに座らされ、シートベルトをつけられた。
「ゆ、誘拐でもするつもりなんですか」
「人聞きの悪いこと言わないでよ。君だって逃げ出そうと思えば逃げ出すことだってできたでしょ」
「え…だって…」
図書館のソファーでめがねをとられてしまったあと…。
男はこう言った。
「君をきれいにしてあげるから、僕と一緒においでよ」
「ど、どういうこと?」
「言うこと聞かないとめがね返してあげないよ。それに…」
「それに?」
「人の部屋を覗き見してたって学校や保護者に言っちゃおうかな」