虹叶×嵐〜あたしの好きな人。〜
2.あたしのクリスマス
「寒…っ」
終業式が終わって今日から冬休み、街に出て見たら風が冷たくてびっくりしちゃった。
あとこんなにもイルミネーションで煌めいてるのにもびっくりしちゃった。
そっか、今日はクリスマスだ。
あまりの寒さに通りかかったカフェに入った。
何か温かい飲み物でも飲んで温まろうかな。
…びっくりしたと言えば、昨日の鮫上の告白。
あれもびっくりしたな。
あんな公衆の前で、生徒も先生もいる終業式で堂々と告白しちゃうんだもん。
「いらっしゃいませ、何にしますか?」
「あ、えっと…」
セルフタイプのカフェでカフェラテを頼んで、窓際の席に座った。
外はせわしなく歩いていく人ばかりで、みんなどこか行く場所が決まってるみたいだった。
「…今日はクリスマスだしね」
あたしには出来ない、あんな告白。
だってあたしの恋に勝算はないから。
だからこうやってクリスマスの日にカフェで1人、こうしているんだもんね。
チラチラと雪が降り始めた。
今日はホワイトクリスマスだね。
虹叶は何してるかな?
実家に帰るって言ってたから、もう帰っちゃったかな。
窓際の席なんか座るんじゃなかった。
幸せそうなカップルばっか目に入って、温かいはずのカフェラテも全然温めてくれそうにない。
「クリスマスか…」
終業式が終わって今日から冬休み、街に出て見たら風が冷たくてびっくりしちゃった。
あとこんなにもイルミネーションで煌めいてるのにもびっくりしちゃった。
そっか、今日はクリスマスだ。
あまりの寒さに通りかかったカフェに入った。
何か温かい飲み物でも飲んで温まろうかな。
…びっくりしたと言えば、昨日の鮫上の告白。
あれもびっくりしたな。
あんな公衆の前で、生徒も先生もいる終業式で堂々と告白しちゃうんだもん。
「いらっしゃいませ、何にしますか?」
「あ、えっと…」
セルフタイプのカフェでカフェラテを頼んで、窓際の席に座った。
外はせわしなく歩いていく人ばかりで、みんなどこか行く場所が決まってるみたいだった。
「…今日はクリスマスだしね」
あたしには出来ない、あんな告白。
だってあたしの恋に勝算はないから。
だからこうやってクリスマスの日にカフェで1人、こうしているんだもんね。
チラチラと雪が降り始めた。
今日はホワイトクリスマスだね。
虹叶は何してるかな?
実家に帰るって言ってたから、もう帰っちゃったかな。
窓際の席なんか座るんじゃなかった。
幸せそうなカップルばっか目に入って、温かいはずのカフェラテも全然温めてくれそうにない。
「クリスマスか…」