貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
さーて結論から言うと、それからすっかりグズグズに蕩けていた私の中に、待ちきれないとばかりに神山透は入ってきて、要するに凸と凹は合体したのでしたとさ。
チャンチャン。

入ってきた時に感じた質量であったり、出したり入れたりされる度に言葉にならない声が出て、思わずあんあん言っちゃったことやら、私を組み敷く神山透の汗にぬれた顔が色気全開で大変刺激的だったことやら思い返すと、自分がしたこととは言え、エロすぎるやら恥ずかしいやらで身悶えしてしまう。
その一方では理性が欲に負けたことに対して、変な罪悪感にもかられてしまう私である。
思い出さなければ良いだけだろうけど、いや、思い出しちゃうよねこんなの。

っていうかさあ、あんな状況だったらヤるしかないよね?それ以外の選択肢ないよね?私間違ってた?間違ってなかった?

地味子として生まれて26年。
ホテルに来る際ある程度の腹は括ったとはいえ、やはりこんなこと初めての展開の為激しく動揺しまくってしまう。そして動揺するのと同じぐらい、ある疑念もまた湧いてきて、私は荒ぶる心を抑えきれずにいるのだった。

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