貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
「あの、あの、神山さん???」
突然のことに混乱しながら、取り敢えず声を掛けてみる。
あれ、いつの間にそういう雰囲気になった???
「今日僕、おもてなし、結構頑張ったと思うんですよね。喜んでもらえたのかなあと思いまして」
アタフタする私の一方では、首筋に顔を埋めたイケメンが、恥ずかしそうにモゴモゴと何言かを呟いている。
うっわ……か、かーわーいーいー!!
妙齢の男子がみせる、照れた様子の破壊力!!
そんな様子に思わず私もぎゅうと神山透の体を抱きしめると、耳元でお礼の言葉を伝えてみる。
「大変楽しく、美味しく、おもてなし頂きました。今日はお招き頂きましてありがとうございました」
するとイケメン、突然ガバリと顔を上げ、褒められた犬みたいに目をキラキラと輝かせる。
「じゃ、良いですよね」
そんなことを言いながら、本格的に口づけをし始めた。
唇をこじ開けるように舌をねじ込み、口内をぐるりと舐め回す。そして右手の親指で突起を撫でつつ胸を揉みなごら、左手をスカートの中へと潜り込ませるのだった。
一連の流れるような動作に圧倒されていた私であるが、流石にこのまま下着を脱がされそうになるのはどうなんだろう。慌てて抵抗を試みる。
「ちょ、ちょっと神山さん??どうしたんですか急に?!」
「え?頑張ったご褒美を頂こうかと思って」
イケメンは爽やかな笑顔でそういうが、相変わらず右手は私の胸を揉みしだき、左手はショーツの縁に手をかけたままである。