貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜

ルームナンバー315

「えーと、神山さんは何飲みます?」

ここは会社の最寄り駅の改札口とは反対側の、いわゆるチェーン展開している大衆居酒屋。
実は意外と刺身とか焼き物が美味しいんだよね~。
シチュエーションはともかく、久しぶりの飲みの席。
美味しいもの食べたいな!
2つあるメニューの片方を元気よく相手に手渡すも、相変わらず首をうなだれているハイスペック男子・神山。

……こりゃだめだ。
相手に返事がないので、「じゃ、とりあえず生ビール頼みますね」と話しかけ、私は店員に適当な食べ物と共に注文を行うのだった。

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