貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
「うーん?まあ初めて二人で飲んだ時の話を思い出してみると、神山さんはあんまりにも女性に奥手すぎて振られてばかりいたとばかり思ってたんですけど、今こうしていると全然奥手じゃないなあと思いまして」
どこか例えようのないモヤっとした気持ちを感じながらも正直に答えてみると、イケメンはなんだそんなことか、というような顔になり、「まあ端的に言うと、仕事が忙しくて会っている時間が少ないから、みたいな感じで振られたってところですかね?」とさらりと言うのだった。
現在私とは多くて週1回、少なくとも月2、3回の逢瀬はある。忙しい社会人、ましてや営業マンにそれ以上の時間を作れというのは酷というものだろう。
……って、世の中的に社会人カップルのデートの時間がどの程度が妥当なのかなんて知らんけども。
「じゃ、決して奥手過ぎるとか、神山さんのえっちがマニア向けすぎて振られた訳では……」
「だからそうではないんですってば!」
その辺りの真相を聞こうと深掘すると、食い気味に反論されてしまう。イケメンは、どうやら性癖はノーマルであることを強調したいらしい。
そうは言うものの、昨日の行為の様に人の足の指を舐める人ってノーマルと言って良いのだろうか。
その辺りは甚だ疑問であるが、まあいいだろう。
そういうことにしておいてやろう。
一旦納得することにした私は、質問内容を変えてみようと試みる。
いい機会だ、イケメンの恋愛遍歴とやらをここで色々聞いてやろう。
そう。私の尋問は、まだまだ続くのである!
どこか例えようのないモヤっとした気持ちを感じながらも正直に答えてみると、イケメンはなんだそんなことか、というような顔になり、「まあ端的に言うと、仕事が忙しくて会っている時間が少ないから、みたいな感じで振られたってところですかね?」とさらりと言うのだった。
現在私とは多くて週1回、少なくとも月2、3回の逢瀬はある。忙しい社会人、ましてや営業マンにそれ以上の時間を作れというのは酷というものだろう。
……って、世の中的に社会人カップルのデートの時間がどの程度が妥当なのかなんて知らんけども。
「じゃ、決して奥手過ぎるとか、神山さんのえっちがマニア向けすぎて振られた訳では……」
「だからそうではないんですってば!」
その辺りの真相を聞こうと深掘すると、食い気味に反論されてしまう。イケメンは、どうやら性癖はノーマルであることを強調したいらしい。
そうは言うものの、昨日の行為の様に人の足の指を舐める人ってノーマルと言って良いのだろうか。
その辺りは甚だ疑問であるが、まあいいだろう。
そういうことにしておいてやろう。
一旦納得することにした私は、質問内容を変えてみようと試みる。
いい機会だ、イケメンの恋愛遍歴とやらをここで色々聞いてやろう。
そう。私の尋問は、まだまだ続くのである!