貴方と私は秘密の✕✕ 〜地味系女子はハイスペ王子に夜の指南を所望される〜
「そういえばこの状況って、先週山本さんがみた夢と同じですよね?」

神山透は私を抱きしめながら耳元で囁く。

「『会社で他の男と仲良くしないで。僕だけを見ていて。僕がこの世の中で一番山本さんに近い場所にいる男なんだから、それを忘れないで。』でしたっけ?今の僕もまさにそんなこと言いたい気分です。」

そう言うと、神山透はキスをしながら背後から胸を揉みしだき、もう一方の手は下腹部へと伸ばす。

社内でこういうことするのはどうかと思うんじゃなかったのか?と伝えると、「まあ、これは雨降って地固まる的なものなので、大目にみてください」と言うイケメン。

そして会社の書庫の中だというのに、あちこち体をまさぐされているうちに、結局我ながらチョロすぎると思いながらも、私は神山透が与える快楽の虜になってしまったのであった。



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