私だけに甘いあなたと恋をする
「さっき職員室行った時、センセー何も言ってなかったじゃん」


「……その件に関してはちゃんと言わなかった私が悪いけど…。でも、もう決まったことだから」


反論する森くんと困る先生。


こんな調子でこのクラス一年間大丈夫なのかな…。


そう思ってるとポンと頭に手が乗せられた。


「じゃあ百歩(ゆず)って、ミワさんと一緒なら学級委員やるわ」


へ?


突然のことに頭の中が真っ白になる。


今、森くん何て言った?

何で私?


手が乗ったままの頭を勢いよく後ろに向けた。


「どした?」


「何で?」


「道連れ」


そう言ってニヤッと笑うけど、意味が分かんない。
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