私だけに甘いあなたと恋をする
「男女交際に関しては特に禁止もされてないし自由だけど、見るからに一方的過ぎるかな」


私の心配をしてくれてるのかと思ったりもしたけど、多分世間一般的な感じの意見だよね…。


「……ダルっ…」


「えっ、森くん?!」


席に戻ったかと思うと、鞄を肩にかけ家庭科室を出ていこうとする。


「一年の代表決まったんだし、もーいいだろ。明日も学校()っから、報告あるならそん時に教えて」


「あ!こら、待ちなさい!」


「誰が待つかよっ。んじゃ、まゆりまた明日な」


響ちゃんの声掛けにも舌を出し、手を振って教室を出ていった。
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