私だけに甘いあなたと恋をする

ライバル登場

※※※



「まゆ、入っていい?」


来たっ!


「う、うん…」


ノックされた瞬間からついドアを凝視。

ついにこの時間が来たんだと思うと、心臓がドキドキしておかしくなりそう。


「勉強してたの?」


「え…あ、うん」


落ち着こうと思って追試の勉強してたんだけど、何も頭に入ってこないんだよね…。


「ふーん…」


私のすぐ横までやって来て、机に右手をつく。


これ…今日森くんにもされたやつだ…。


至近距離で見下ろされるやつ。

でも森くんの時は威圧感があったのに、響ちゃんにされると心拍数が上がるのはどうしてかな。
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