私だけに甘いあなたと恋をする
「おじさんと一緒に暮らすことになってごめんね」


おじさん!?


「響ちゃんはおじさんなんかじゃないよ!ずっと私の好きな人なんだから!」


あ…。

勢いあまって言っちゃった…。


まん丸い目をぱちくりさせる響ちゃん。


突然告白なんかして、引かれてたらどうしよう。

結婚の約束も、おままごとの延長みたいな感じだったし。


ドキドキしながら響ちゃんを見ていると、優しく微笑んで私の手をグイッと引いた。


「ありがとう」


響ちゃんの腕の中に包み込まれる。
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