私だけに甘いあなたと恋をする
※※※



しちゃった…。


自分の唇に触れる。

響ちゃんの部屋で。

響ちゃんに抱き締められて。

初めてのキス。


わ───っ!!

ホントに?


両想いだっただけでもビックリなのに、いきなりキスとか。


う───…。

でも、あの後響ちゃん普通だったしな…。


あれが大人の余裕ってやつなんだろうか。

すごく甘い雰囲気になってキスまでしたのに、その後は残りの服を鞄に詰め込んで車に乗せて帰ってきただけ。


私の妄想?

それとも夢?

響ちゃんは帰ってきてからも普通だったし、一人ぎくしゃくしてお母さんからも『変』って言われるし。
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