私だけに甘いあなたと恋をする
血の匂いと熱い舌の感触。

響ちゃんの舌に神経が集中して。

体中がぎゅうって締め付けられる感覚。


「やっ、響…ちゃ」


「二人だけの時は、何て呼んでって言ったっけ」


舐めるだけかと思ったら、皮膚を強く吸い上げられて。


「――っ…」


腰の辺りがぞわぞわする。



やだ、めちゃくちゃ恥ずかしい。

付き合ったら皆こんなことしてるの?

これが普通?

私が何も知らないだけ?

頭がパニック。


「ごちそーさま」


耳元で囁かれる。

妖艶な微笑み。

ペロリと唇を舐める仕草。

どれもが全部刺激的で。


ドキドキし過ぎて死にそう…。
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