私だけに甘いあなたと恋をする
※※※



スーパーに着いてカートに買い物かごを乗せる。


「晩ご飯、何する?」


「響は何食べたい?」


さりげなく私からカートを奪っていく響。

そしてカートを押してるのに、左手は私の右手を握り締めて離してくれない。


「まゆりは何が作れる?」


「うーん…。レシピ見たら一応何でも作れると思う」


ネットで探せばレシピもすぐに調べられるし、レシピ通りに作れば美味しくできるし。


「じゃあ、俺まゆりが作ったオムライス食べたいな」


……それって、技術が必要なやつ…。

いくらレシピ知ってても、腕がないと成功しないやつー…。


心の中で悶絶(もんぜつ)
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