私だけに甘いあなたと恋をする
「真っ、真鍋くん大丈夫!?」
「大丈夫だって」
そう言いながらも表情が歪んでるような気が…。
「……ありがと」
「別に…」
あ…、照れた。
カーブが終わって直線になったらしく、皆の体重が離れていくのが分かる。
真鍋くんの肘もドアから離れた。
それからしばらくして減速し、前方に向けて人が押される。
「まもなく桜田、桜田です。お出口は左側です」
『桜田』はその名の通り、駅前にたくさんの桜が植えられていて。
入学式の時にはピンクの花びらが風に舞ってすごく綺麗だった。
『桜田』の『田』は昔、駅の周りが田んぼだらけだったことが由来だとか。
「大丈夫だって」
そう言いながらも表情が歪んでるような気が…。
「……ありがと」
「別に…」
あ…、照れた。
カーブが終わって直線になったらしく、皆の体重が離れていくのが分かる。
真鍋くんの肘もドアから離れた。
それからしばらくして減速し、前方に向けて人が押される。
「まもなく桜田、桜田です。お出口は左側です」
『桜田』はその名の通り、駅前にたくさんの桜が植えられていて。
入学式の時にはピンクの花びらが風に舞ってすごく綺麗だった。
『桜田』の『田』は昔、駅の周りが田んぼだらけだったことが由来だとか。