私だけに甘いあなたと恋をする
「どうして…」


どうしてこっちに来たの?


「夜遅いし、危ないから。俺男だし、いざとなったら戦えるし」


「た…」


戦える…。

何と戦うんだろ…。

変質者?


何かと戦う真鍋くんの姿を想像してみるけど、うまくいかない。


「迎えに来てくれてるんだろ?」


「え…、うん」


「そっか。待ってくれてるだろうし早く帰りなよ。じゃ」


そう言うと、そのまま反対側の階段を下りていった。


……カナちゃん…。

真鍋くん、ものすごくいい人だよ。

素であんな風に人に優しくできるなんて…。

カナちゃんの目に狂いはなかったよ!

二人の仲を全力で応援しよう!
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