私だけに甘いあなたと恋をする
「お昼ご飯食べた後に研修とか、寝てくださいって言ってるようなもんだよね」


本当(ほんと)だよね」


「何するんだろ」


「さあ…」


研修の内容までは聞いてないからカナちゃんの疑問に答えられなくて、首を傾げることしかできない。


「そっか。まゆちゃんでも分かんないか」


「ごめんね、役に立たなくて」


何もできなくて少し胸が痛む。


「何でまゆちゃんが謝るの!?まゆちゃんは何も悪くないよ!謝らないでっ!」


両手と首を左右に振ると、ぎゅっと抱きついてきた。
< 257 / 449 >

この作品をシェア

pagetop