私だけに甘いあなたと恋をする
ちっ…違うんだよ、真鍋くん!

恋する女の子の胸中は複雑なんだよっ。


「照れてるだけじゃないかな」


そう言って弁解してみる。


「何で?」


「え…」


「何で照れる必要あるの?」


うーん…。

そこまでツッコんでこられるとは思ってなかったー。


「えー…。……何となく?」


「ふーん…」


あっさりした返事が返ってきたけど真鍋くんの目線はまだカナちゃんの方を向いてて。

今ので真鍋くんが少しでもカナちゃんのこと気にしてくれますように…。
< 264 / 449 >

この作品をシェア

pagetop