私だけに甘いあなたと恋をする
「大丈夫、だよね?」
隣から聞こえてくる声。
振り向いたけどカナちゃんはグラウンドを見つめたまま。
「……大丈夫だよ、絶対…」
次のバッターを空振り三振で打ち取ってツーアウト。
あとアウト一つで念願の甲子園。
良かった…。
ホッとため息を吐いたのも束の間。
そこからが長かった。
次のバッターがセンター前にヒットを打つと、その次のバッターもレフト前にヒット。
あっという間にツーアウト満塁。
三塁側の盛り上がりは異常なほどで。
周りを見回すと、皆表情が消えてお葬式みたいな雰囲気。
このまま負けちゃうのかな…。
完全に相手の雰囲気に呑まれてる。
隣から聞こえてくる声。
振り向いたけどカナちゃんはグラウンドを見つめたまま。
「……大丈夫だよ、絶対…」
次のバッターを空振り三振で打ち取ってツーアウト。
あとアウト一つで念願の甲子園。
良かった…。
ホッとため息を吐いたのも束の間。
そこからが長かった。
次のバッターがセンター前にヒットを打つと、その次のバッターもレフト前にヒット。
あっという間にツーアウト満塁。
三塁側の盛り上がりは異常なほどで。
周りを見回すと、皆表情が消えてお葬式みたいな雰囲気。
このまま負けちゃうのかな…。
完全に相手の雰囲気に呑まれてる。