私だけに甘いあなたと恋をする
※※※
先生について体育館まで行く途中、職員室の前を通る。
一階のエントランスからすぐの場所。
教室に行く時は全然気付かなかった。
天井から肘ぐらいの高さまでガラス張りになってるから、職員室の中がよく見える。
響ちゃんもここに居るんだよね。
でも今、中は空っぽ。
ここから響ちゃんの姿が見えるとか、考えただけでニヤけちゃう。
はっ!
ダメダメ!
ついニヤけそうになるほっぺたを両方の手のひらでグリグリ押して表情筋を引き締める。
「そういえば、カナちゃんと真鍋くんは何でこの高校選んだの?」
私の両側を歩く二人に問いかけてみた。
先生について体育館まで行く途中、職員室の前を通る。
一階のエントランスからすぐの場所。
教室に行く時は全然気付かなかった。
天井から肘ぐらいの高さまでガラス張りになってるから、職員室の中がよく見える。
響ちゃんもここに居るんだよね。
でも今、中は空っぽ。
ここから響ちゃんの姿が見えるとか、考えただけでニヤけちゃう。
はっ!
ダメダメ!
ついニヤけそうになるほっぺたを両方の手のひらでグリグリ押して表情筋を引き締める。
「そういえば、カナちゃんと真鍋くんは何でこの高校選んだの?」
私の両側を歩く二人に問いかけてみた。