私だけに甘いあなたと恋をする
「まゆり、頑張ってますよ。普段のテストもいい感じですし」


「あら、そぉ?響くんが言うなら大丈夫かしら」


…娘より彼氏を信頼するのね…。

まあ、将来揉めなくていいけど。


『将来』

自分で言ってて頬が熱くなる。


「あ、そうだ。まゆり」


「何?」


両頬を手で包んで響を見た。

いつ見てもカッコいいけどやっぱりカッコいい。


「どうしたの?顔真っ赤。熱でもある?」


「やっ、大丈夫!」


「本当に?」


「……ん、響がカッコいいな…って…」


「あ…ありがと…」


「……アンタ達…。いちゃつくならどこか別のところでやってくれない?」


何か漫画みたいな展開。
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